クレンジングと乾燥肌
こんにちは。LABORATORY No.7のよっしーです。
今回は何かと話題の多いアイテム『クレンジング』についてお話ししようかな、と思います。
実はLABORATORY No.7に「○○はないの?」と寄せられるお声の中で、いちばん多いのが「クレンジングはないの?」というお声です。
ちなみに、周りの女性と化粧品のお話しをしていて最もよく聞かれることも「クレンジングって何を使ったらいいの?」ということです。
こんなに『クレンジング』に対する関心が高いのには、ふたつの理由があると思っています。
ひとつ。
みなさん、使われているクレンジングの満足度が低い。
ふたつめ。
いろいろな剤形(オイルやらリキッドやらクリームやらミルクやら…)があり、どれを使ったらいいのかわからない。
でもこれ、ふたつめはともかく、ひとつめはつくる側からすると「それはそうだよなぁ…」ということでもあります。
なんで「満足度が低い」のか。
これは、そもそも「みんなメイクの度合いが違う」ということに起因するのだと思います。
メイクを落とすことがクレンジングの役割ですが、クレンジングの満足度にとても大きな影響を与える2大要素があります。
それは
1.メイク落ち と
2.洗いあがり です。
「メイクが落ちない」と思えばリピートしないですよね。
でも「メイクはよく落ちるけど洗いあがりの顔はバリッバリに乾燥」だったら、やっぱりリピートしないでしょう。
そこで問題なのは「メイクがよく落ちる」ということと「洗いあがりに乾燥しない」というのが、基本的には相反することだということです。
メイクという「油分」を落とすのがクレンジングですから、メイクを落とし切って余ったクレンジングは肌の油分を落とすのです。
(話は飛びますが、食べ物の油を落とす食器用洗剤が、肌の油にだけやさしく接してくれるわけありませんね。顔に負けず手年齢はとても大切ですから、食器洗いは面倒でもゴム手袋をつけましょう)
さて、メーカーの立場からすると「メイクが落ちない」と思われればリピートしてもらえません。でも洗いあがりがバリバリになってしまってもダメです。
ですが、買ってくれる女性のメイクの濃さは様々。
「コンシーラーと下地クリームにクリームファンデ。仕上げにパウダー。深夜残業になってもバッチリ」
という方から
「全顔は水おしろいだけ。でもルージュとチークとアイブロウはやるから、クレンジングは使うの」
という方までいるかも知れません。
メーカーはメイク落ちと洗いあがりの両方に気をつかってクレンジングをつくりました。
その結果はどうなったかというと…
深夜残業:「落ち切らないの。私のメイクにはダメみたい」
水おしろい:「メイクは落ちるけど、なんかちょっと乾燥するね」
…いかがでしょう。
この話は例え話ですが、ご自身がこれまでに使ってきたクレンジングの中に、思い当たることがあるのではないでしょうか?
現実的には、日本の女性の肌の乾燥状態を考えると、やはりクレンジングは肌のことよりも「メイク落ち」が優先されているなぁ…と感じます。
だけどメイクはやめられないし、メイクがやめられない限り
「どこのメーカーのメイク品を使ってもしっかり落とせて、肌も乾燥しないクレンジングが欲しい」
という願いは尽きないのだと思います。
この続きはまた次回…
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