花粉症と肌荒れ。
花粉症と肌荒れ。
こんにちは。LABORATORY No.7のよっしーです。
突然ですがみなさま、お肌の調子はいかがでしょう?
というのは、実は花粉症の時期が最も化粧品によるスキントラブルが増える時期なのです。(という全国的な統計があるかは知りませんが、化粧品の仕事をずっとやってきて、経験的には確信を持っています)
まあこれは、からだがアレルギー(過剰な免疫)を起こしているのであれば、当然のことなのかも知れません。
見た目ではわからなくても、肌の奥でアレルギーによる炎症などが起きていれば、肌は外部の刺激に対してとても敏感になってしまいます。
いつも使っている化粧品なのに、花粉症の時期は肌が荒れる、という場合、化粧品を変えてなんとか乗り切ろう、というのは、ちょっと難しいかなぁ…と思います。
肌が健康なときには全然大丈夫な成分でも、肌のバリア機能が弱っているときには刺激が起きることがあり、それは『敏感肌用化粧品』でも同じだからです。
個人的には、花粉症時期のスキントラブルがあるなら、花粉症の治療とあわせて抗アレルギー薬を飲んでしまうのが最良と考えています。
『敏感肌用化粧品』を使うのはあくまで「刺激を減らそう」という「守り」のアプローチですが、医療的に考えると「肌が弱っているときには薬でとりあえず回復させよう」という「攻め」のアプローチがよく採られます。
慢性的に弱いのならともかく、一時的に弱っているだけなら、薬でやり過ごしちゃったほうがいいでしょう、という考え方です。
アトピー性皮膚炎などもそうですが、弱ってしまった肌は回復力も低下しており、その結果、回復中に外部の刺激に負けてさらに回復が遅くなります。
《健康な肌》
健康 = 回復力が強い
↓
刺激を受けて傷ついてもすぐ回復する
↓
健康を維持
《弱った肌》
弱っている = 回復力が弱い
↓
刺激を受けて傷つく
↓
もともと回復力が弱いので回復が遅い
↓
回復しないあいだにまた傷つく
↓
いつまでたっても健康な肌に戻れない
という感じです。
上記でいう「攻め」のアプローチは、弱った肌に対して次のような考え方をします。
《一時的に弱った肌》
弱っている = 回復力が弱い
↓
とりあえず薬で症状を抑える
↓
刺激により傷ついても薬でなんとかなっている
↓
そのあいだに肌が回復していく
↓
健康な肌に戻る
↓
回復力も戻っているので、刺激を受けても健康な肌を維持できる
内服の抗アレルギー薬を使うと、花粉症の症状だけでなく、花粉症時期の肌荒れもおさまりやすくなります。
花粉症にどういう治療をするかはそれぞれのお医者さんの判断ですが、「目薬と点鼻薬だけでどうにかしている」という方は内服薬を検討してみてもいいかも知れません。
それから、LABORATORY No.7の化粧品をお使いのみなさまへ。
花粉症の時期、ティッシュで鼻をかみすぎたりすると鼻の周りのお肌が傷ついて、化粧水がしみることがあります。
LOTION 1.25は美容成分を高濃度で配合しているため、傷ついたお肌に使用すると、どうしてもこういったことが起きてしまいます。
「あれ、最近なにかちょっと化粧水がしみるな…」ということがありましたら、しばらくはGEL 10.0だけ使用していただければと思います。
よろしくお願いいたします。
Thanks for reading to the end
LABORATORY No.7